言霊

 先日先輩のお父さんの葬式に伺った。
先輩の弔辞は、家族思いのお父さんとお父さん思いの家族の思いが非常に伝わるものだった。
僕はもらい泣きしてしてしまった。

「U井先輩、お父さん亡くなったらどうです?」
「俺、あんなにしゃべれんぞ。」
「そんな、僕もですよ。」
「そうでなくて」

そんな話をしながら、葬式に参加させていただいた。

ところでお父さんの御友人の話が先輩の前にあった。

「.......さよなら」

最後にこの言葉がでてきた。
しばらく聞くことがなかったきれいな言葉である。「さようなら」という言葉を使うことは僕自身いまあまりない。
こころがさわやかな気分になった。

一緒にいたさっきの先輩と言霊のことについて、はなしていたが、まさしく言葉からいただくイメージが心を少し変えてくれる言葉のように思えた。

さようならば

そうであれば、じゃあ。という言葉が「さようなら」にかわったということだが、まさしくお父さんとご友人の繋がりのある上で使われた言葉である。
その使われ方は、とても自然に使われていた。まさに前述した言霊の逆である。

「U井さん、しゃべれるよ。たぶん。自分の心にたまった気持ちは言葉に変わると思うよ。でも、訓練もいると思うけどね。強い思いや、常に思っている気持ちは言葉の選び方にでてくると思うよ。そっちも言霊だと思うよ。」

「うーん、大丈夫かな?」

久しぶりにじーんとくるお葬式だった。

ありがとうございます。(これも言霊。)

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by nobuokajiokaivy | 2007-03-20 20:38
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