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ダビンチコード

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世間で話題の映画

 イヤー、むちゃくちゃ人が多かったですよ。
W○LD11で人気は「Limit of Love 海猿」と「ダビンチ・コード」。
今回海猿は、鹿児島での撮影で、昨年の呉同様地元ではかなり盛り上がっているそうです。普通は、船会社所有の実際の船を沈めることはCGでもないんですが、映画プロダクションの依頼電話を受け取った受付嬢が「いいじゃないですか?」と言ったのがきっかけで、前代未聞の実在する船の名前をつかって沈没劇をとったそうですね。

ところで、見に行ったのは「ダビンチコード」。いやーおもしろかったです。
ということにして、(あまり書くとネタバレになりますから....でも本みんな読んでるよね?)
ちょうど、話題?の「ユダの福音書」に関して今年はいろいろ動きがありそうなので、ここに付け加えて書きます。
お医者さんの待合室によくおいてある雑誌ランキング(私撰)1位の雑誌「ナショナルジオグラフィックス」5月号の特集記事は「ユダの福音書を追う」でした。

ユダが裏切り者でなく、イエスの一番の理解者であった。と見つかったユダの福音書に書いてあるとのこと。
実際、そのパピルスに示された福音書が見つかったのは30年も前のことだそうだ。

実際コンスタンティヌス(キアヌリーブス主演の最近の映画の名前もこれからだと思うよ。ちなみにどっちつかずだけど、選択上手的なイメージだね。)がミラノ寛容令を発しキリスト教を公認し、アレキサンドリアのアタナシウス司教によって福音書は4つのみと定められ、ほかのものに関しては異端書とされたそうだ。(ニケーア会議等)

とまあ、難しいことを書きましたが、どうやらこの時代までは、キリスト様を唯一神とするか、人間とするかもめてたそうです。(大きくダビンチ・コードに関係)ちなみに人間と見なした人たちの多くの派をいみじくも知識派=グノーシス派(ギリシャ語)といったそうです。
ユダ福音書の中には、あれこれって仏教?というような一説もありました。
そんな注釈はナショナルジオグラフィックスの中にはありません。
ただ「普通の人間も神と直接交わることができる」とグノーシス派は考え「人間の魂の内部で神性な火花がちり、神との結びつきを取り戻す.......この覚醒の中にこそ、救いが存在するというのだ。覚醒のためには師の導きが必要であり、それがキリストの役割だ」と残っているそうです。

でもこれってキリストの言動をもとにかかれた今の福音書より遙かに抽象的で、わかりにくいですよね。キリストのカリスマ性を維持し政治力に結びつけるには、ちょっと難しいかな?とおもうとアタナシウス司教の考えもわかるかも。

まあ、ちょっとだけ、昔の話に触れられてリラックスできた日曜日でした。
まあ、日本人に宗教考えろって言ってもなかなか難しいね。(誰もいってないか?)

by nobuokajiokaivy | 2006-05-21 19:39 | 映画・演劇・本
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