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エージェントプログラムと竹本さん

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商店街の役割は大きく分けて三つある。

1.社会的役割:であう場所。社交場
2.文化的役割:情報発信
3.経済的役割:物販・サービス等


こんなレポートを今年の正月に書いた。
佐世保に視察にいったときの竹本氏のいった言葉のまとめである。

ことしの土曜夜市は、ここ数年、夜市に参加していなかった本通商店街が参加した。

「大人の夜市」

金曜日のよる働いた後に一杯飲みながら夏の夕べに音楽を楽しむという企画で、もちろん土曜のよるも開いていた。場所は「本通第二公園:きらら公園」だった。

この企画の目的は、多くの人に、街に繰り出すわくわく間を思い出してほしいということだった。(僕のコンセプト。商店街のコンセプトは....)
子供の頃に、夜市といえば、浴衣をきて、両親に手を取られあるき、遠く向こうから同じような組み合わせの同級生を見つけ、声を掛け合う。
どこか特別な町の香りがするものであった。

現状、土曜夜市はどうであろう?
大人になった僕たちが「さあ、楽しみにいってみよう!」という気になっているだろうか?むしろ「暇つぶしに。」という雰囲気ではないだろうか?

では、期間限定で、本当においしいものを食べられ、いい音楽を聞ける場所を野外に作ってみてはどうかと思った。それも時間的制約がない状態で。
誰かが勝手に楽器を弾いて音を出し、気に入った人が芝生の上でその音楽を聴きながらいい気分になる。
誰かが司会をする訳でもない。
誰かが命令する訳でもない。

ただいい音楽とおいしい食事と、心開ける友達がいれば、そこは気持ちいい場所に早変わりするであろうと考えた。

多くのボランティアのおかげで、多くの人が楽しんでいったと思う。本当にうれしい限りだ。運営上の問題点はいくつかあるが、スタッフがよろこび、お客様に喜んでいただけたことが本当にうれしい。
「本通さんはボランティアがいていいね。」といわれたことがある。
今回のボランティアは、国際大学、清水ヶ丘高校、一般というないようだが、実はここまでになるのに3年以上かかっている。
ボランティアスタッフを募集し始めたのが三年前の「フラワー通り写生大会」からだ。
続けて募集しコンタクトを続けることがボランティアスタッフの数の上昇につながる。もちろん、本人たちが楽しく仕事できるようにファシリテーションには十分、気を使う。

長々と書いてきたが、こう考えると、商店街の役割の上の2条(1.出会いの場、2.情報発信)は再帰現象にあるように思える。商店街を盛り上がることは役割を十分果たすことにつきるということだ。また役割を果たそうとする中にまた役割自身が方法になっているということだ。

現在最も進んだ現象解析プログラムの形態にエージェントプログラム制御というものがある。集合体の行動は、ある一定の法則(最小単位の意思決定)を持って連続的に動くが、その環境を生き抜くプログラムだけが自分自身を変化させて次の世代に自分の子供として新しい因子を入れたプログラムとして生まれ変わる。それは生まれ変わることが目標なのか群れで生きていくこと自体が目標なのかわからないが、どちらも永続的に繰り返されなくては、個のみならず、群も利用不可能なプログラムになってしまう。なぜなら群そのものが環境因子の一部であるから。(このプログラムはネットワーク配線の断線リスク回避をしながら、最速を保たせるような構造を作るときなどに使われる。)

商店街の継続の問題は感覚的に非常に近いように思えた。
いつも生きてる町は、いつもにぎやか。にぎやかでない町は、町でない。死んでるものがいれば、それにかわるものがにぎやかという目標に到達しようとする意識を持ち続けなければ一緒に死んでいく。

あーこわ。こんなむずかしいことはさておき、いやーおもしろい三週間でした。みなさん、またまたがんばりましょう。
ご協力くださった皆さん本当にありがとうございました。ちょっとだけ竹本さんのいうことがわかったような気がします。

by nobuokajiokaivy | 2006-08-07 23:04 |
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