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杉板


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材料の価格

実業M会の先輩が新しくリフォーム会社の店舗を出すということで、その前の花壇の飾り付けをする予定がある。

 現在、その材料を各会社から集めているところだ。今回の工事は白皮(しらかわ:スライスしたときに残る左右の皮付きの部分)がついた杉板をつかってレイヤー状にパイルしていき既存の花壇を飾り付けるというものだ。その中に坪庭を作り、WelcomGardenを作ろうと思っている。

 この庭は以前、Fグランの依頼で短期間であるが店内の装飾用につくったことがある。このときは、この杉板、今回の倍の量を使用したのだが5万円以上かかった。

 しかし今回はI本氏の紹介で高知県のドライウッド協会(要するに森林組合)に頼むことにした。たいがいの予想を裏切り、送料入れて2万円を切る価格になった。大きさはすべて2.5m以上の板なのに。驚きの価格だ。

 どうしてこんなに材料の価格って違うんだろうか?もちろん、答えはわかっている、中間業者の有無の違いなんだ。前回使用した業者はいわゆる材木屋、今回は生産者のまとめの協同組合、やはり2段階カット(競りと仲卸)されている。その分値段と対応の早さが違う。対応の早さというのは実は白皮は、通常商品ではない。特別に作る必要があるのだ。発注をかけて二日後には到着している。驚きの早さだ。

 ではなぜ、木材屋が必要なんだろう。

「いろんな産地でとれるものを種類おおくあつかっている。ふっとたちよって簡単に買える。店主が知り合い。昔から知っている。」

 たぶんこんなことが理由であろう。

木材屋の理由を挙げていると本屋によく似ているとおもう。

 町の本屋や材木屋に共通していえることは(もちろんそうでないところもある。)店主から詳しいアドバスをもらったことがない。本屋の店主から何か教わったことがない。また材木屋さんから教わったこともない。ただおいてある商品をみんなが選んで買っていくそれだけだ。加工もあるけど。それでは、暇な買い物以外は通販でかっちゃうぞってなりますよ。いま本当に販売店に必要なのは消費者にちかい肌で感じる情報のように思う。店主が読んだ最近のお奨め本や、ここの産地のこの木が朽ちにくい、とか。そんな情報が生きた店を作っていくんだろうなと思う。といいながら自分の店は大丈夫と心配しますね。やっぱり。


by nobuokajiokaivy | 2005-07-03 12:56 | おしごと
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